| 架空楽団ライブレポート |
| 第二部の幕は「Damn! Moonriders」で開かれた。 「Damn! Moonriders」2コーラスをくり返しただけで、な、なんと「グルーピーに気をつけろ」へ!! こうして聴くと妙なリズムの曲である。プログレチックな間奏での矢島俊輔さんのヴォコーダーのようなコーラスが印象的。第一部の「ディスコ・ボーイ」と言い、『Modern Music』から随分とB級ナンバーを拾ってきたなぁと誰もが思ったことであろう。が、架空が演ってくれない限り、生で聴く機会が今後があるかどうか・・・難しそうな気がなんとなくする。それにしてもこのまま行くと次は「別れのナイフ」あたりだろうか。ちなみにこのへんの曲が数あるライダーズ・ナンバーのなかでもB級的な印象を受けてしまうのは、やっぱり歌詩によるところが大きいんだろうなぁと思う次第である。♪オレのロックにのせて〜だものなぁ。曲は無茶苦茶良いんだものなぁ。
石原さん「さぁ、次はスーパー難しい曲シリーズをやります。ライダーズのこの曲はテープやシーケンサーを使ったりしてたんだと思いますが、今日は生演奏でやります。夏の終わりに相応しい曲です。」
続いて、第二部早々ゲスト・コーナーであった。メトロファルスの伊藤ヨタロウさんである。おおっ!! 意外なような、それでいて期待通りなような嬉しいゲストである。 ヨタロウさん「非常にアガッております、私。蒼々たるメンバーが続き、私は直接関係ないんじゃないかと(笑)。5月にやった『俺さま祭り』のツアーで岡山に行った時に黒瀬さんにいろいろしていただきまして。その後豪華な桃を戴きまして、それを食べたら必然的にここにいることが決まっていたという(場内大爆笑)。」
この後、いつ見ても美人な濱田理恵さん(はぁと)も登場し、ヨタロウさんとのデュオであるホーカシャンのレコーディングが進行中であり、ふたりは今回そのなかを抜け出しての登場だったというエピソード、そしてさらに今年末にはダリエさんの9年振りのセカンド・アルバムもリリースされるという嬉しいニュースもあって大盛り上がりに!!
「霧のステーション・デパート」は打ち込みのオケを使って、山田さんのヴォーカルをフィーチャリング。黒瀬さんのギター、ふくみちゃんのヴァイオリン、そして石原さんのトロンボーンなどが絡むちょっと狂気的な音世界が立ちこめ、あがたコーナー最大の観せ場となった。演奏後、この曲の名カヴァーに感激したあがたさんが「ありがとうーっ!!」と再びステージに乱入する一幕も。何より当のあがたさんの心を打ったこの名演、架空のメンバー自身も1ミュージシャンとして大きな充足感を得られた瞬間だったのではないだろうか。それと同様に僕らにとっても、ある意味まるで子供のように純粋なあがたさんの感受性に触れられた貴重な瞬間だった。このエピソードはあがたファン、架空ファンに末永く語り継げられるに違いない、歴史的な一幕であった。 さてさて、ステージは再びゲスト・コーナーに。かしぶちファンの僕にとって忘れられない予期せぬ出来事が起ころうとしているのだった。
↑おいおい、自分で作っておいてそりゃないよぉ。ソロ・ライヴでも歌ってくれよぉ。 コーラスで石丸朋子さんも加わり、一部のかしぶちフリークのなかでは、90年代かしぶちナンバーの最高峰とも称される「プラトーの日々」へ!! 架空にとってはおなじみの曲でもあるのだが、ほぼレコードを再現したアレンジ(細かいことを言うと、『晩餐』NHKホール・ヴァージョン)でかしぶちさんが自ら歌うというのは、かしぶちファンが永らく待ちわびてきた瞬間なのである。「夏の日のオーガズム」ともども、イントロが鳴った瞬間非常に盛大なリアクションで迎えられたのが何よりの証明だろう。それにしてもやはり傑作である。そしてとにかく難しい曲だ。間奏、そしてエンディングのふくみちゃんのヴァイオリンはこれまた風格を感じる聴き応えあるもの。若くて美人で才女。これからが楽しみである。 |
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| そしてやはりこのひとがいないと!! 続いてのゲスト・コーナーにいよいよ鈴木慶一さんが登場である。さらに急遽、かしぶちさんがドラムを叩くという嬉しいハプニングも。
なんともこのやりとりを観ているだけでも顔が緩んでしまって仕方がない。 |

| 曲は「HAPPY/BLUE'95」である。かしぶちさんのドラミングが聴けるというのは本当に嬉しい。いきなり言われて叩けるものなのかな?とも思ったけれど、かしぶちさんならではのフィルインが随所に散りばめられたパワフルなドラミングを披露。自分のセッティングとは違うので若干叩きづらそうだったけれど、もう僕は満足なのであった。慶一さんもノリノリで歌う、歌う、歌う。エンディングで「Are You Happy? Are You Happy? Are You Happy?」と客席に問いかける慶一さん。そんなの言うまでもないじゃないですか!! ちなみにこの日の石原さんのベース・プレイのベストは個人的にこの曲だと思った。おそらくライダーズのライヴ・アレンジとも違うだろう、流れるような独自のベース・ラインとドライヴ感がとてもキマっていた。
石原さん「さて、去年もライヴに来られた方、慶一さんが僕たちにこの曲をあげるよと言ったのをおぼえているでしょうか(一同大拍手)? ちなみに架空楽団は今までに2曲もらっています。「ビューティ・コンテスト」と、この曲を歌うと具合が悪くなるというのでもらった曲があります。おまけに今日は立て続けに非常にユーウツな気分になるような曲をやるので、心して聴くようにって感じかなぁ〜。」
石原さん「我々自身がマニアの受難状態なわけですが・・・(場内笑)。」 そしていよいよ、石原さんが言うところの一応最後の曲へ。曲は「Happy Life」!! 石原さんが良明さんパートのヴォーカルを受け持ち、山田さんとのデュエットによるノリノリの大団円だ。アワワワワ〜のインディアン・ヴォイスと、タムタム・フレーズのドラミング、サビのヴァイオリン・フレーズと、とにかくおもちゃ箱をひっくり返したような美味しい名フレーズの宝庫である。 観客も総立ちでステージ上もテンションは最高潮!! それでもまだもっと聴きたい!! という欲求を残し、本編は終了。この時点ですでに2時間余りが過ぎようとしている。でも本当に怒濤の如く、楽しい時間は過ぎ去ってしまうのである。 |