#FHCF2345
くじらのハート
武川雅寛
Masahiro Takekawa
(1996)
Original Release 1996.12.04
Disc Number (CD) FHCF-2345
Manufacturer Fun House
- 茶色いカーテンのダンス
作曲:武川雅寛 編曲:武川雅寛・深沢順 - イルカの骨
作曲:武川雅寛 編曲:武川雅寛・深沢順 - 午後の木影
作曲:武川雅寛 編曲:武川雅寛・深沢順 - 変わりやすい空
作曲:武川雅寛 編曲:武川雅寛・深沢順 - 海に続く森
作曲:武川雅寛 編曲:武川雅寛・深沢順 - レイトショーの終わる頃
作詞:滋田美佳世 作曲:武川雅寛 編曲:武川雅寛・伊藤俊治 - 恋人みたいに
作詞:滋田美佳世 作曲:武川雅寛 編曲:武川雅寛・深沢順 - A FROZEN GIRL, A BOY IN LOVE
作曲:武川雅寛 編曲:武川雅寛・伊藤俊治 - Farewell Waltz
作曲:武川雅寛 編曲:武川雅寛・深沢順 - 朝の空
作詞・作曲・編曲:武川雅寛
Produced by Masahiro Takekawa
DATA
Original Release
●1996.12.04 (CD) FHCF-2345 Fun House
「ビザーレ~」とともに届けられた、真の意味で予期していなかった(^^;)14年振りのソロ第3弾!!かしぶちさんも真っ青のインターバル・・・(^^;)。
くじらさんと同じく鎌倉在住の美術作家・永井宏さんのアート・ワーク+くじらさんの音楽集による、ビーチ・コーリング・ミュージック・アルバムがコンセプトの傑作です!!
これまでの2枚と違うのは全曲の作曲をくじらさん自身が手がけている点。インスト曲がほとんどながら、待望のヴォーカル曲も3曲収録しています。また、ヴァイオリン主体というわけでもなく、リード楽器が曲によっても違っているというこ ともあって、全体のトーンは一貫しているものを感じさせつつ、非常にヴァラエティに富んでいます。打ち込みも使用しつつも、アコースティックな空気が強く、とても上品なアルバムです。僕はかしぶちさんの名盤「さよならをもう一度 サウン ドトラック」を彷彿させる部分があるなあ、と思いました。
とにかく好きなのが「海に続く森」!!ブロックフルート(オカリナとは違う楽器?)の奏でる心に染みいるような旋律がとにかく絶品です!!ほかにも「A FROZEN GIRL,A BOY IN LOVE」の10年振りのセルフ・カヴァー(インスト・ヴァージョン)なんてのも聴けます。ラストを飾るくじらさん作詞(ほかのヴォーカル曲の作詞は滋田美佳世さん)の「青の空」が無茶苦茶美しい!!ピアノだけをバックに、“ハート”フルなくじらさんの歌声が堪能できます!!いつかライヴで生で歌って欲しいものです。
Kazutaka Kitamura
COMMENT
20周年を迎えたムーンライダーズの武川雅寛が美術作家の永井宏と組み「冬の湘南」をサウンド・ビジュアル両面からスケッチ。海辺のドライブに、恋人へのプレゼントに、この季節必聴のアルバムです。